「築地市場」に行ってみよう!

築地市場は、東京都中央区にある公設の卸売市場です。 市場としての規模は世界最大と言われ、一日あたりの水産物の取扱量は、なんと平均2,000トンに上ります。
水産物の他にも、肉類、果物、野菜など多彩な生鮮食品の取引が行われます。また、東京の一大観光スポットとしての顔もあり、新鮮な魚や海産物がずらりと並ぶ光景や、人々や車両が目まぐるしく行き交う市場の雰囲気を求めて連日多くの観光客が市場を訪れます。
ただし、近年は観光客の急増に伴い、市場の一部エリアに入場規制がかけられるなどの処置も講じられているので、見学の際は注意も必要です。
今回は外国人観光客の方々向けに、この築地市場の楽しみ方をご紹介していきますね。
マグロのセリを見よう!
築地市場の一番の目玉と言えば、やっぱり「マグロのセリ会場」。
ずらりと並んだ巨大な冷凍マグロが次々と売り捌かれていく光景は迫力満点です。
見学には時間制限や定員が設けられているので、事前にしっかりと情報チェックしてから訪れてくださいね。
見学者数:最大120名(先着順、予約不可)
受付場所:「おさかな普及センター」1階(勝どき門入口横)
受付時間:午前5時より(繰り上げの可能性アリ)
見学時間: (1)前半 午前5時25分から5時50分 (2)後半 午前5時50分から6時15分
注意事項: ※卸売場は、取引を行う場所なので、業務に支障が出ないよう注意して行動してください。
せり場でのフラッシュ撮影は禁止です。
卸売市場を見学する!
「卸売市場」は、水産物や青果を扱う卸売店舗が並ぶエリアです。
細い通路を買い手と売り手が忙しなく行き交う、まさに「市場」という活気ある雰囲気を楽しむことができます。
見学は9時から可能で、写真も自由に撮影して構いませんが、くれぐれも市場の方々の業務の妨げにならないようご注意くださいね。
場外市場に行ってみる!
場内市場と違って、一般客でも気軽に訪れることができるのが隣接する「場外市場」です。
狭い路地に飲食店や小売店が多く並ぶエリアで、築地の活気ある雰囲気を楽しむことができます。
築地の飲食店と言えばやっぱり寿司が有名ですが、じつは魚料理以外のお店もかなりたくさんあります。ガイドブックに必ず登場する超有名店から、市場の従業員が行きつけにするローカル食堂まで、ラインナップも多種多彩。
ブラブラと歩き回っているだけで優に半日過ごせてしまう楽しいエリアですよ。
築地市場見学の注意点
観光スポットとして有名な築地市場ですが、ここは本来業務取引が行われる場です。
訪問 者の方は以下の事項にご注意ください。
立ち入り禁止エリアに入らないでください。
場内の交通の妨げにならないようにしてください。
大きな荷物やスーツケースを持ちこまないでください。
ハイヒールやサンダルなど滑りやすい履物は避けてください。
小さな子供やペットの同伴はご遠慮ください。
車椅子で入場される方は、必ず付添い人を同伴してください。
場内での喫煙は避けてください。
受付の待ち時間が長いため、冬場は防寒をしてきてください。
営業情報
築地市場の営業情報は以下の通りです。
営業時間 場外市場:5:00~14:00(店舗によって異なる)
卸売市場:訪問客は9:00から見学可 ■休市日 日曜・祝日 その他、水曜日に閉まることもあります。
詳しいスケジュールは、下記のウェブサイトからご確認ください。
(受付が5時となっていますが、スタッフが見学に行った際、4時半でも中に入れるかどうかの混雑具合なので、早めの到着をオススメいたします。)
築地市場へのアクセス
築地市場の最寄り駅は、都営大江戸線の「築地市場駅」です。 その他、日比谷線「築地駅」、JR「新橋駅」などから徒歩でのアクセスが可能です。
東京駅から:丸ノ内線で「銀座駅」まで行き(約3分)、日比谷線に乗り換えて「築地駅」で下車(約3分)、運賃170円。
新宿駅から:都営大江戸線で「築地市場駅」まで直通。所要時間約20分、運賃260円。
それでは築地見学をお楽しみくださいね♪